防犯カメラで撮影された犯行の瞬間まで映像処理は必要なの?

防犯カメラの映像は逮捕されるまでは映像処理

 

防犯カメラが犯行の一部始終を捉えていました。

そういったナレーションに続いて放映される映像には、必ず顔の部分に映像処理(モザイクやボカシなど)が行われて分からないようにされています。

それが窃盗・万引きといった犯罪であっても、暴行や傷害といった犯罪であっても区別されることはありません。

そして逮捕された瞬間に処理されていない映像が流されます、顔のアップとともに氏名も。

 

まだ逮捕されていないから

犯人だと断定されていないから

軽微だから

たとえば精神疾患等で罪を問えないこともあるから

映像公開は私刑にあたるから

など

 

防犯カメラの映像がテレビで流される時に処理されていることについて、このような意見が出て映像処理されることを肯定的に捉える方も多くいます。

しかしその反対に、殴っている瞬間だったり他人の家に許可なく侵入している瞬間(窃盗目的など)の映像でさえ処理されていることに対して、違和感を覚える人も多数います。

私も違和感を覚えるひとりです。

 

 

通行人を勝手に撮影して報道する

 

街の様子を撮影した映像には通行人が映し出されていることが多いのですが、その顔に処理を施すことはありません。

コロナ禍で激減していた観光客がこの連休中はGoToキャンペーンの効果で戻ってきたなどといって、知らないうちに撮影されてテレビで放映されることもあります。

 

そういったテレビでの報道を見るたびに思うのです。

一般の通行人や観光客は映像処理もされずに放映されるのに、防犯カメラの映像は画像処理されて放映されるが、それは逆ではないのか?

 

観光地で食べ歩きをしていた知人女性が、大きな口を開けてかぶりつく瞬間を知らない間に撮られていてニュースで流されていたと、マジで激怒していたこともありました。

訴訟を起こすといったことはしなかったようですが、そんな恥ずかしいシーンをアップで撮って全国に流すなんて。

どこへ出かけていたのか、そこでは何をしていたのか、許可も取らずに顔をアップで撮影して放映ずるのってプライバシーの侵害ではないのか?

 

観光地の様子だとか街の様子とかを放映するときに、個人を確定できるような状態のまま報道する意味ってある?

人がたくさんいますっていうのを強調したいのならば、足元だけ映して放映すれば済むことのはず。

顔を映したものを放映するのならば、個人個人に許可を取るか映像処理しなきゃおかしいと思うのですよね。

 

報道の自由ももちろん大事だと思うけど、今の時代は個人情報の保護やプライバシーの保護の観点から、テレビが勝手に個人を報道するのはやっぱり違うと思うのですが。

 

 

個人が特定される映像は一切報道する必要はない

 

防犯カメラがとらえた決定的瞬間といって犯行の一部始終をテレビ等で流すのも本当はおかしいのですよ。

たとえ顔の部分に映像処理を施したとしても。

そして警察がその犯行を犯した人を逮捕して被疑者(いわゆる容疑者)となったとしても、起訴されて被告人となったとしても。

警察へ証拠として提出するとか、店員間での情報共有のためとかならば理解できるけど、テレビで放映するのはちょっと違うんじゃないのかなと。

 

もちろん防犯カメラに映しだされた瞬間が犯罪であったとしても、その映像をテレビ等で流す必要性なんて無いと思う。

もしも流すのならば、裁判所で有罪が確定した以降に本人に了解を取ってからでないとやっぱりおかしい。

 

それ以上に通行人だったり観光客や買い物客を勝手に撮影し、顔に処理もせずに放映するだなんて絶対ダメですよ。

いつどこへ出かけてそこで何をしていたのかが分かるような映像を、本人の許可もなくそのまま流すのはもっとダメなことだと思う。

これこそプライバシーの侵害に当たると思います。

 

憲法21条の<表現の自由>によって報道の自由も守られるべきものと解されるわけですが、だからといって個人がハッキリわかるような容姿を勝手にマスコミが流すのはやっぱり違うと思うのですよ。

報道の自由って、戦前や戦中に軍部が事実を報道させなかった事実があるから規定されたものじゃないの?

 

防犯カメラの映像は顔にボカシを入れるのに、通行人などには一切処理をせずに流すから違和感を感じるわけで、撮影された人の許可なしで流されなければ違和感は感じないはずなんだけど。。。

タイトルとURLをコピーしました