何度も繰り返す卑劣な加害者
このブログではあえて名前を出すことは控えますが、在学中にミスター慶応のファイナリストに残ったことがある強姦魔(1996年生まれ)が逮捕されたのは11月21日。
この強姦魔はこれまでにも準強制性交・強制性交・暴行・昏睡強盗・窃盗などの容疑で5回も逮捕されていて、今回6回目の逮捕となるようです。
通常これだけの犯罪を犯した場合刑務所暮らしが長くなるはずですが、最初に準強制性交や暴行で逮捕されたのが22歳の時、そして今回6回目の逮捕をされた時点では24歳。
まったく刑務所に入るなどの刑罰を受けてはいません。
6回目の逮捕劇でも不起訴処分になっているのです。
この強姦魔の父親は土木業の社長を務める人物で、この会社の創業者は祖父に当たる人物。
ようはお金持ちのおぼっちゃまで、すべての事件をお金の力で解決しているからすべての極悪事件で不起訴処分になっていると思われます。
検察は不起訴処分の理由を明かしていません。
小学校教諭が電車内で繰り返し痴漢行為を行ったが不起訴に
神戸市の小学校に勤務する教諭が、おそらく通勤途中だと思われますが、電車内で女子高生の下半身を触った疑いで逮捕されたのは11月30日。
9月に女子高生からの連絡を聞いた母親が警察に相談し、防犯カメラなどの映像からこの教諭を特定したようです。
逮捕された場所は勤務先の小学校。
児童の多くが逮捕されて連行される様子を見ていたそうです。
取り調べの中でこれまでにも10回程度同様の犯行に及んでいたと供述していましたが、不起訴処分となったようです。
この件でも検察は不起訴処分となった理由を明かしてはいません。
被害者の保護
警察や検察での事情聴取や裁判での証言など、性被害者の負担はあまりにも大きい。
まったく被害者を聴取せずに起訴にまで持って行くことは、冤罪に繋がりかねないので当然無理です。
せめて指定された弁護士(女性弁護士が望ましい)が事情を聞いて書面にして、それを警察や検察で聴取した内容とすることはできないのかな。
指定された弁護士は警察や検察からたずねてほしい内容をあらかじめ聞いておき、聴取の様子を警察官や検察官が別室から観察しておくとか、方法はいくらでもあると思うのですが。
また裁判となった場合には、被告へ被害者の氏名や住所などが伝えられることになるようですが、それも伝えられないようにできないのでしょうか。
自身の氏名や住所などが被告へ伝えられることはやっぱり怖いと思うのです。
その被告が逆恨みをして報復に出たら・・・
またマスコミだけではなく、Twitterなどで事件を広められることでセカンドレイプに泣く方も多いようです。
敏感な犯罪であるがゆえに、もっと被害者のことを第一に考えた方策をぜひ実現してもらいたいと思います。
不起訴の理由を明かすことも大事
性犯罪に限らず、最近は不起訴の理由を明かさない事案が相当増えています。
無免許で車を運転して信号待ちの別の車に衝突し運転者にケガを負わせ、そのまま逃走したとして逮捕された34歳の男性を東京地検が不起訴処分としたが理由を明かしていないなど。(2020年12月15日)
やはり不起訴の理由を検察は明かさないとさまざまな憶測が飛び交う結果となり、ひいては警察や検察不信につながるのではないかと思います。
証拠があまりにも少なくて公判を維持することが極めて難しいからといった理由もあると思いますが、やはり不起訴とした理由を明かすのは国民感情から言っても必要ではないでしょうか。
憶測の中には上級国民だから起訴されないとか、国籍が違うからとか在日だからといったことが頻繁に飛び交います。
これではよけいにさまざまな層との間に分断を大きくしていくだけではないですか。
示談したから不起訴はおかしい
性被害に遭った方に対して、大金を積んで示談に応じてもらい不起訴に持ち込む。
示談に応じなければ何らかの仕打ちが怖い。
性被害に遭った方の多くはこんな理由で仕方がなく示談に応じているのではないでしょうか。
本当に犯した犯罪に対して反省しており、被害者に対して心からのお詫びとしてお金を渡す。
その行為を非難するつもりはありませんし、実際の話として賠償金のような感じでお金の受け渡しがあるのはふつうだと思います。
だからといって、示談したから不起訴になるという図式はあまりにもバカにしているとしか思えません。
これでは金持ちはどのような犯罪を犯してもお金で解決できてしまうことになります。
たとえば自動車で事故を起こし被害者は軽度のケガを負った場合などは、示談によって不起訴にするとか人身事故の扱い自体を取り下げるのは別に良いと思うのですよ。
あとは物損事故なども示談で済ませられればそれでいいと思います。
でも交通事故でも被害者のけがの程度が重い場合や死亡した場合などは、示談によって不起訴というのはやっぱりおかしいです。
示談しているので罰金の金額を半分程度に抑えるのならばまだいい。
強制性交やわいせつ事案などは、たとえ被害者と示談したからと言っても不起訴処分にするのはおかしい。
懲役10年のところを7年にするとか、執行猶予が付く程度とするが絶対に外せないGPSを取り付けるなど、示談したとしてもある程度のペナルティは課す必要はあるのではないでしょうか。
ミスター慶応に残ったことがある強姦魔なんてたった2~3年に6度も逮捕されながらすべてが不起訴処分。
強制性交やわいせつを犯した犯人を不起訴にするべきではない。
示談したために被害者が告訴を取り下げたとしても、いまは非親告罪となっているのだから起訴すればいい。
犯罪行為において金持ちが優遇される今の状態って、時代劇の中の悪代官と同じですよ。