東京しか見ないマスコミによって地方が壊されていく

全国ニュースでしつこく報道される東京ローカルのニュース

2021年3月2日の夜10時20分ごろ、東急東横線の都立大学~自由が丘間のビルの工事現場の足場が崩れて軌道側に倒れ、さらに架線に倒れ掛かったことで電車線が停電。

この影響で翌日のお昼過ぎまで14時間にわたって運転見合わせが続いた。

電車がこの現場に近づいた際に足場が崩れたのではないため、けが人などはいません。

運休は上下で324本、利用者約17万3800人に影響が出たということです。

 

 

3月2日の夜の出来事だったので、翌朝のニュースやワイドショーなどで報道することに特に違和感はありません。

しかし3日の夕方のニュースで再び取り上げ、運休によって困った人を多数取材して報道する姿勢にはさすがに違和感を覚えました。

鉄道会社や利用者には相当被害が大きかったわけですが、このような東京で起きたローカルニュースを全国でしつこく報道する意義って何ですか?

これが新幹線での出来事ならば影響を受ける人は全国的に広がるわけですが、あくまで東京の私鉄での話ですからね。

関東のローカル枠で報道すれば十分ですよ。

 

 

強風によって起こった事故ですが、建設現場が線路に隣接していて足場が崩れるといった同種の事故は意外に多く、例えば2020年7月8日にはJR西日本・関西線(大和路線)の高井田~加美間の柏原市役所の新庁舎建築現場の足場が崩れたという同種の事故がありました。

早朝の5時10分ごろに異変に気付いた住民が119番へ通報したため、列車への直撃などの被害はなくけが人も発生していません。

ただこの件では翌日の朝6時ごろまで約25時間も運休が続き、復旧に要した時間としては東横線以上だったのですが、このニュースって事故翌日になっても全国で報道されていましたか?

今回の東横線の事故と同様に、大和路線の運休によって困った人を取材してしつこく全国で報道しましたか?

 

 

足場が崩れて運休となった事例ではないのですが、神戸市内の阪急神戸線で2020年11月23日の午後7時40分過ぎに、特急列車と軽自動車が衝突して脱線するという事故が起きました。

この事故でも負傷者はいなかったようですが、事故によって信号機を破壊したために約14時間後の翌日午前9時30ごろまで運休が続きました。

復旧に要した時間は今回の東横線での事故と同程度だったのですが、翌日の夕方のニュースで運休によって困った人を取材して全国で報道したりしましたか?

 

 

NHKまでもが翌日東横線が運転再開したことを全国放送で流していたそうです。

私はNHKなんて見ませんがTwitterでそのような書き込みがあったので、民放とたいして意識の差が無いことの証明だし、NHKに受信料を無理やり徴収された上で民放と同様のことをするのならば、お金も払いたくはないしすぐにNHKなんて潰せばいいのにと感じました。

 

 

無理やり東京に目を向けさせようとしている?

東京で起きた小さな事件や東京の中心部で新たにオープンした施設の話題など、とにかく東京の話題は全国共通であり、国民すべてが関心を持つ話題だとマスコミ関係者は錯覚していますよね。

それとも最初からマスコミ関係者って東京しか眼中になく、東京で起きたことさえ報道していればそれで良いとでも思っているのでしょうか。

 

東京都の人口は約1400万人と日本全体の人口の10%を超すほどで、東京圏で見ると日本の人口の約30%を占めています。

でも逆に言えば日本の人口の約70%は東京圏以外に住んでいるわけですから、30%に対する話題を70%に押し付けるような今の報道姿勢が正しいと言えるわけがありません。

もちろん東京のローカルな話題を一切全国に流すなとは言いません。

日本で初めての店舗が都内に開店した、という話題を流すなとは言いません。

でも東京以外で人気のあるお店が都内に初出店という話題で、さも東京発みたいな報道を全国に流すのはどうなの?って思うわけです。

例えば高級食パンって関西でかなり以前に流行ってから東京へ進出したわけですが、その紹介の仕方って“東京発”みたいなところがありますよね。

 

現在の報道姿勢は、東京圏以外の視聴者に東京の話題を無理やり押し付けているとしか感じません。

まるで東京以外に住んでいる人間に東京の話題を頭に刷り込ませている、東京に目を向けさせるためにわざと今のような報道を貫いている、そう思えてしまうほどです。

こんな報道の仕方をしていれば、そりゃあ若い人は東京にあこがれを抱いてみんな東京へ行こうと思いますよ。

 

 

マスコミによって地方が破壊されていく

取引をするうえではできるだけ近い方が良く、多くの会社が集まる東京へ進出する。

多くの会社が集まることから情報もまずは東京へ集中する。

流れに遅れないためにはできるだけ情報に近い位置にいる方が良い。

こうして多くの会社は東京へ集中することになり、そこで働く人も東京圏に住むことになる。

マスコミだって同じで、情報を伝達する役割を持つ性質上どうしても東京が主となる。

 

しかしコロナ禍によって会社へ行かずともテレワークが可能な職種が増えていることから、東京圏以外に住むことも可となってきた。

さらに企業だって東京にいなければ情報が集まらないという時代ではなくなりつつあり、少しずつ東京圏から離れていく企業も増えているようです。(もちろん賃料の高さなども要因にありますが)

そんな流れに乗ろうとしないのがテレビや新聞などのマスコミですね。

 

テレビ局や新聞社は地方にも当然あるのですが、情報の大半を東京のキー局からものをそのまま流すだけ。

地方の新聞だって配信された記事をそのまま載せるだけ。

これじゃあ東京中心の情報しか得ることが難しい。

ローカルの話題なんて毎年ほぼ同じ内容のものを流すだけですしね。

 

○○神社で毎年行われる恒例行事が今年も行われました。

卒業証書に使われる手すきの和紙を今年も小学生が作りました。

 

ローカル局や地方紙なんて考える・調べることもせず、毎年〇月〇日は○○へ取材に出かけて××の話題を流すって、年間スケジュールで決まっているようですしね。

 

結局新しい話題だったりニュースは東京のキー局だったり東京の大手新聞社などの東京発ばかりになり、地方局や地方紙は新たな話題やニュースを自ら発信しようとしないために、東京の方を向いて何か落ちてこないか見ているだけ。

そうすると東京で起きたローカルなはずの話題が全国へ行きわたり、みんなの目が東京にしか向かなくなっていく。

そして地方の大切なニュースなどが、その地方に住んでいる人たちへ伝わらなくなっている。

こうやってマスコミによって作られた“東京=全国”という図式に洗脳されていくような気がします。

 

なのでテレビや新聞だけの情報に頼っていると、ものすごく偏った情報しか得ることができません。

東京での小さなニュースは全国で知れ渡っているのに、地方の大事なニュースはその地方の人たちに認識されていない。

こうやってマスコミが地方を破壊していく、そんな気がしています。

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