BBQ好きな人って多いですね。
私はBBQより料理人が作ったおいしいお料理を、冷暖房が効いたお店で食べるほうがはるかに良いです。
BBQは味よりもみんなでワイワイと騒ぎながら食べるのが楽しいけど、後片付けが面倒でしょ。
どうせならおいしいものを食べるほうがいいし。
あるツイッター投稿が話題になりましたが、その投稿をもとにした記事を貼っておきます。

川で洗剤を使って、油でべたべたになっているであろう道具や食器を洗っている様子の写真が掲載されています。
洗剤で洗わないにしても、油汚れを川に流すという行為は同罪です。
この行為は環境破壊や生態系への悪影響を招く危険な行為であることは間違いなく、この川で暮らしている動植物に大きな影響を与えることは間違いありません。
洗剤がまかれた場所より上流域では自然環境が保たれたとしても、ここより下流の水域の自然環境は破壊されてしまうのですから。
ただ
それらの問題が蓄積することで、漁業資源の減少や気候変動なども起こる
とした一文を読んで、逆に人間のおごりを感じてしまいました。
実は西日本の海では、海がきれいになりすぎたことで様々な問題が起こっています。
- 有明海のアサリが育たなくなった
- 広島の養殖カキの実入りが非常に悪くなった
- 播磨灘のいかなごが不漁続き
瀬戸内海などでは長年海が富栄養化することで赤潮が発生する被害が続いていましたが、工場や生活排水に含まれる栄養塩などに規制をかけ、さらに下水の整備などによって昔では考えられないほど海の水が透き通るようになりました。
昔は生活排水は川に垂れ流しでそのまま海に流れ込むという、先に紹介したBBQの後片付けと同じ状態が各家庭で毎日行われていたのです。
海がきれいになりすぎることで、今度はプランクトンが食べる栄養分が不足しプランクトンが減少、プランクトンを食べる魚介類にまで影響が出ている。
昔ほど大量の工場排水や生活排水が川から海へ流れ込むことは避けるべきですが、あまりにも規制しすぎることで逆に自然界に大きな負担を負わしている現状もあるのです。
広島のカキ養殖では鶏の糞をもとにした肥料を与える事態に。
だからといってBBQ後に川で洗い物を勧めはしません。
BBQは管理された場所でお金を払って行うべきだし、洗い物は設置された水道で行うべきです。
ただ何でもかんでも環境破壊につながるというバカ騒ぎもどうかと思うだけです。