高齢により免許証返納でタクシーを利用したら自分より高齢のドライバーだった

 

2021年9月11日に東京都千代田区でタクシーが歩道に突っ込んで、タクシー待ちをしていた女性が死亡して、歩行者や自転車に乗っていた女児がけが。

タクシーを運転していたドライバーはくも膜下出血を起こしたとみられ、事故翌日に死亡。

運転席でもうろうとしている様子がドライブレコーダーに残っていたらしい。

ドライバーは64歳と高齢と呼ぶには早すぎる年齢でしたが、通常は休日に宛てていた9月11日の土曜日にも仕事をしていたよう。

元々タクシードライバーは給料が安いのに加えて、コロナ禍による減収が響いたのかもしれません。

無理して働くことで体に多大な負担が生じて、運転中にくも膜下出血や心筋梗塞によって事故を起こすタクシードライバーが散見されています。

二種免許が必要ではあるけど比較的高齢の方でも参入しやすいことから、働き続けたいと願う人の受け皿的な産業になっているのかもしれません。

小泉・竹中による規制緩和によってタクシーの台数が劇的に増えてしまった副反応ともいえます。

 

全国のタクシー会社のドライバーのうち、半数近い47%の人は65歳以上のドライバーだそうで、事故を起こした64歳のドライバーは年齢だけで見れば中堅のドライバーということになります。

でもタクシー会社に属していない個人タクシーのドライバーとなると、もっと年齢構成が高くなるのではと思います。

「休日返上だったのでは」高齢化進むタクシー業界で相次ぐ事故、目立つ脳疾患

 

今高齢ドライバーに対してはさかんに免許証返納が叫ばれていますが、今の状態が続けばせっかく自分では運転しないようにと免許証を返納したのに、利用したタクシーのドライバーは自分よりはるかに年上の高齢ドライバーだった、なんて笑うに笑えないことがすぐにでも起こりそうですね。

 

一律にタクシー運転手の年齢制限を実施しろなんて言う気はありませんが、タクシー業界全体の構造を見直して待遇改善などに取り組まないと、ますますドライバーの高齢化と働きすぎによる事故が起きる可能性があります。

高齢者の免許証返納をすすめるのならば、タクシードライバーのことももう少し真剣に考えるべきではないのかな。

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