撮り鉄議員も渡った?全国の勝手踏切を閉鎖できない理由

 

 

撮り鉄である共産党の山添拓参院議員が、秩父鉄道の敷地に無断で立ち入ったとして書類送検されたのは記憶に新しいところ。

 

勝手踏切とは鉄道会社が設置した踏切ではなく、地元の住民などが正規の踏切ではない線路を勝手に横切っている場所のことです。

本来ならばフェンスなどを設置して渡れなくすれば良いのですが、全国にある勝手踏切の中には鉄道会社が閉鎖しにくい場所があるの事実。

 

家と田んぼがあった場所の真ん中をあとから鉄道を敷設したために、横切らざるを得ないケース。

お寺にお参りするための参道が昔からあったのに、その参道を横切るようにあとから鉄道を敷設したケースなど。

意外と後から鉄道が敷設され、さらに元々通っていた場所に正規の踏切が設置されなかったことから勝手踏切と化している場所が相当数あるのです。

 

「線路を横断しないでください」

のような立て看板が設置された場所もありますが、あまり強く鉄会社側が迫ると

「お前らが線路を敷いて分断させたのが原因だろ!」

と逆に責められたりなどすれば、下手すれば廃線になるまでこじれることも考えられなくもありません。

 

ならば勝手踏切を正規の踏切として整備すれば良いのにとなるのですが、「鉄道に関する技術基準省令」の39条に

「鉄道は道路と平面交差してはならない」

との一文があることから、元々ある踏切は仕方がないにしても、新たに踏切を「新設」するのは難しい状況でもあるのです。

もちろん絶対に新たな踏切を設置できないというわけではないのですが、鉄道会社側としては勝手踏切を正式な踏切に昇格はしたくはないという思惑があるようです。

江ノ電のように渡りやすい板を設置したり列車の接近を知らせるランプを設置するなどして、勝手踏切を正規の踏切には格上げできないのでせめて列車との接触事故を防ぐ、このような苦肉の策を取り入れることも考えるべきですね。

 

共産党の山添拓参院議員が渡ったとされる勝手踏切は、地元住民も鉄道会社側も勝手踏切とは認識していない場所のようなので、撮り鉄が勝手に渡る新たな勝手踏切だったのかもしれません。

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