読売新聞に次のような記事が出ていました。
公衆トイレに「和式」を望む声…どんな事情が?

記事を読んでいくと和式を望む人の多数は
「便器に肌をつけたくない」
「潔癖症だから」
という声しか書かれておらず、言ってみればキレイ好きなので他人のお尻が接した便座には座りたくない、ってことなんですね。
ほかにもっと大きな理由があるのかと思ったのですが、かなり残念な記事に仕上がっています。
この記事のリードの部分には
〈和式が必要な人がいることを知ってほしい〉
と書かれているのですが、これに続いて書かれていることは
「潰瘍性大腸炎」を患っています。大腸の粘膜がただれる病気で、下痢や血便の症状があり、トイレに行く頻度が高くなります。潔癖症で他の人が座った便座に腰掛けることに抵抗があり、公衆トイレではいつも和式を選びます。
って潰瘍性大腸炎だから和式のトイレが必要なのではなく、潔癖症だから洋式トイレはイヤってだけの内容なんですよ。
だとしたら、わざわざ潰瘍性大腸炎なんて病名は出す必要がなく、トイレに行く頻度が高いけど潔癖症で洋式トイレは気持ち悪いから和式トイレを設置してほしいとの声がありますって感じの記事にしなきゃなぁ。
それだったら、洋式トイレには除菌シートか便座に敷く流せる紙製のカバーでも設置すれば問題は解決するだろうに。
なんかもう少し考えて記事を書けばいいのにって、この記事に限らず最近感じることがホントに多くなっている。
アイキャッチ画像に使っている和式トイレの写真ですが、昔の家の和式トイレってこんな感じに一段高い位置に便器がありましたよね。
筆者の自宅は生まれたころ(S40年)から洋式トイレだったので、田舎の祖母の家にあったこのタイプの和式トイレも洋式と同じように座ろうとしました。
その様子を見た義理のおばが慌てて、幼かった筆者を抱き上げたという話を長年聞かされ続けていました。
祖母の家は汲み取り式のトイレだったので、下手に腰かけて落下するとク○まみれどころではすみませんからね。
そういえば便座にお尻を付けたくないからと、便座に靴のまま上がって和式スタイルで用を足すという人もいました。
新聞記者ももうちょっといろんな事例を探し出して列挙してもらわないと、水にも流せないクソみたいな記事だなぁって思われますよ。
トイレの話だけに・・・