兵庫の人気洋菓子店で残業100時間超が常態化、昔からこの業界は変わっていない

 

兵庫県三田市にある人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」

お店の名前は知らない方もいるかもしれませんが、「コヤマロール」とかテレビ東京の「TVチャンピオン」に出演してグランドチャンピオン大会を優勝したパティシエといえば分かる方も多いかもしれません。

「パティシエ エス コヤマ」は小山進氏が経営する超人気洋菓子店。

その人気洋菓子店で、3年間で2度も労働基準法違反で是正勧告を受けていたと報じられました。

「パティシエ エス コヤマ」では月の残業時間は100時間未満と定められていましたが、2018年の1度目の是正勧告では約100人の製造・販売スタッフのうち半数超える55人が100時間を超える時間外労働をしていたと認定され、その後も改善されていなかったとして今年の1月に2度目の是正勧告を受けたそうです。

【独自】人気洋菓子店で「やりがい搾取」、残業100時間超が常態化…超過分未払いも : 社会 : ニュース
人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」の運営会社(兵庫県三田市)が、社員らに「過労死ライン」を超える月100時間超の時間外労働をさせていたとして、今年までの3年間に2度にわたって、伊丹労働基準監督署から労働基準法違反

 

洋菓子店って今でも師匠と弟子の関係というか、技術習得のためには時間に関係なく働かなくちゃいけないという風習が残っているといいます。

最初のうちは体力もあるし気力で乗り切ろうとするのですが、そんな日々が延々と続くうちに体力がなくなり、やがて気力も失われて精神的に追い込まれる状態へと変わっていきます。

そしてもうやっていけないと思い立って数か月でパティシエをあきらめてしまう人が続出しているのでしょう。

 

 

それを乗り越えなきゃ一人前のパティシエにはなれない

 

 

経営者側というか師匠側には前時代的な丁稚奉公(でっちぼうこう)的な思想が今でも残っているのかもしれません。

おそらく小山進氏をはじめ今活躍するパティシエの多くがそんな境遇を勝ち抜いて残ってきたから、今でもそれがおかしなことではないという感覚が残っているのかもしれません。

 

 

私は小山進氏の原点となった神戸市灘区にあった「スイス菓子ハイジ」の斜め前の小学校に通っていました。

※「スイス菓子ハイジ」は2007年に倒産しましたが、関係者が西宮市苦楽園で2009年に復活させたようです。

お店ができたのは1970年だそうですが、私がこのお店を知ったのは小学校に通い出した1972年頃でしょうか。

周辺には洋菓子店がいくつかあり、また私の親父も1952年創業の神戸市中央区の洋菓子店「G線」に翌53年から勤めていたことから、子供のころから洋菓子に囲まれた生活を送ってきました。

そんな私は親父が作る洋菓子より小山進氏が作る洋菓子のほうが好きで、本当に頻繁に「スイス菓子ハイジ」に通い詰めていましたし、2階のカフェスペースでよく洋菓子をいただきました。

 

 

親父によく聞いた

「洋菓子の店の修業はお寿司屋以上に厳しい」

って言葉を今回の報道は裏付けちゃったのかなと思います。

残念なことではありますが、表に出たことでこれまでの悪習が一掃されて、より多くの優秀なパティシエが生まれてくれれば良いなと思います。

小山進を越す優秀なパティシエをぜひ小山進が誕生させてほしい、そう願います。

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