赤信号を認識して信号無視で死傷事故なのに危険運転致死傷の適用を渋る検察

 

 

東京都葛飾区で2020年3月、父親とその子供(小6女児)が車にはねられて女児が死亡し父親は重傷を負う事故が起きた。

車を運転していた69歳の男性は、交差点の手前約28mの地点で信号が赤に変わっていることを認識した。

この男性が走行していたのは2車線の道路で左側だったのだが、交差点の先に路肩に寄せて駐車していた車が視界に入った。

この男性は赤信号を無視して交差点に進入し、交差点内で右側の車線へ車線変更し、青信号で横断歩道を渡っていた父親とその子供をはねた。

 

なぜ赤信号だと分かっていたのに交差点へ進入したのか。

車の流れに乗った状態で右側へ車線変更するのが苦手なので、他の車が来ないうちに車線変更できる赤信号で突っ込んだようです。

被告の男性も「右への車線変更が苦手だったから」と供述しているようです。

以下の図がこの状況をよく表していると思います。

産経新聞 2021/11/21 娘奪った信号無視の車 危険運転適用求めた父の闘い よりお借りしました。

 

過失などではなく故意に起こした交通違反での人身事故なわけですから、ふつうに考えれば危険運転に当たるし当然のごとく危険運転致死傷罪が適用になる案件。

なのに被害者が調書作成のために訪れた検察官は、危険運転致死傷罪の適用を明言しなかったそうです。

被害者側が走行状況を分析した意見書を検察に何度も提出するなど、その努力の甲斐あって危険運転致死傷罪が適用されて起訴となったようですが、起訴されるまでに1年もの時間が必要だったそうです。

 

過失運転ってふつうの感覚だと、うっかりしていて事故を起こしたもののはずです。

今回の事故なんてどこからどう見ても過失ではなく故意です。

故意である以上は危険運転を適用するべきなのに、なぜこれほど検察は弱腰になってしまうのか。

物的証拠が少なく公判維持が難しいとか、裁判で負けてしまうということを懸念してのこと?

どうにも正義を貫くというよりは自分たちのメンツを優先させているとしか思えないのですが。

 

政治家の方々はとにかく危険運転の適用をさせやすくするために、もう少しハードルを下げてくれませんか?

故意に信号無視をしたとか、お酒を飲んで運転したとか、公道を免許停止になるレベルの速度で運転したとか、これらってすべて故意におこなっているわけだから、危険運転の対象で良いはずなんだけどね。

もちろん何でもかんでも厳罰っていうのは良くないけど、やったらダメなことをやって事故を起こせばそれは危険運転でしょ?

 

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