2004年に10代から20代女性を中心に9名に対して10回以上の強姦や強制わいせつを繰り返し、懲役12年の実刑判決を受けて仮出所もなく刑期を全うした元ヒステリックブルーの二階堂直樹(赤松直樹)被告が、今年7月に埼玉県で強制わいせつ未遂によって逮捕された裁判で、さいたま地裁が懲役1年2カ月の実刑判決を言い渡した。
社会復帰して5年で再び性犯罪を犯し実刑判決を言い渡されたのですが、再犯のわりにはあまりにも刑罰が軽すぎるのではないか。
前回の懲役12年では反省と更生ができなかったから、ふたたび性犯罪を犯したのです。
未遂だったとして今回は刑期が短くなったようですが、未遂に終わっただけで同じ性犯罪を犯したのですから厳罰を言い渡すべきではなかったのか。
大体9人もの女性に強制わいせつや強姦を犯したのに懲役12年という刑期自体が短すぎるわけだし、性犯罪に対する認識があまりにも甘すぎると思います。
この件でSKE48の須田亜香里さんがテレビでこのようにおっしゃっています。
「未遂だから罪が軽くなったっていうのがふに落ちなくて」
なぜこのように思うのか、高校生の時に実際に被害にあったことを告白し
「・・・その場から逃げなきゃいけないと思って一生懸命逃げて、怖くて親にも言えなくて、5年くらいたってやっと人に話せるようになったぐらい。本当にその時の情景とかも……『私、どうなっちゃうんだろう?死んじゃうのかな?』って思うくらい本当に怖いです」
「その怖かった思いを背負ってずっと生きていくわけだから、してないからとか、反省したからとか、そういう問題じゃないんだろうなっていうことはちょっと真剣に考えてもらいたい」
未遂で終わってよかったね・・・ではなく、未遂であっても大きく完治しない傷を心に負ったまま被害女性は生きていくのです。
当然ですが傷を負った側と同等の罪を受けるべきではないですか。
だから最初の事件での懲役12年があまりにも軽すぎると思うし、今回の懲役1年2か月なんて論外に短すぎると思うのです。
わいせつや強姦をしようと思って女性に近づいたのは未遂であっても同じですから、未遂で区別するのはおかしい。
性犯罪に対してはもっと厳罰で臨むべきだし、刑務所内で更生プログラムを受けさせるだけではなく、出所後は足かせのようにGPSを装着させるべきです。
刑罰を受けたから終わりではなく、再犯を防止するためのあらゆる手段を用いるべき。
自身が犯した女性への「魂の殺人」に対しては、そのくらいのペナルティは当然じゃないでしょうか。