外環道トンネル工事一部差し止め 地下深く掘っても安全って本当?

 

東京都調布市で2020年に東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事によって、市道の一部陥没したり住宅に被害が出たことによる工事の差し止めを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁は工事の一部差し止めを認める決定を2月28日に出した。

東京地裁は「具体的な再発防止策が示されていない」と指摘し、「工事には違法性が認められる」と結論付けたものの、工事全体の差し止めにまでは言及せず、また決定が出る前の2月25日からは一部の区間で工事が再開されている。

 

大深度地下とは

  • 地下室の建設のための利用が通常行われない深さ(地下40m以深)
  • 建築物の基礎の設置のための利用が通常行われない深さ(支持地盤上面から10m以深)

のどちらかで、土地所有者等による通常の利用が行われない場所として、言ってみれば自宅の地下深くならば国が許可した工事ならば勝手に利用しても問題ないだろ、的な利用法としか思えないのです。

だいたい地上の家屋や建物のほか道路など生活上必要な部分への影響が及ばないことが証明されてもいないのに、大深度地下だからいいだろ?お前こんな深い場所は使わないだろ?のような利用法はさすがにマズいのではないのかなと思います。

 

国交省のHPに「大深度地下を活用するメリットとして以下の3点が上げられます」というのが書かれているのだけど

  • 上下水道、電気、ガス、電気通信のような生活に密着したライフラインや地下鉄、地下河川などの公共の利益となる事業を円滑に行えるようになります。
  • 合理的なルートの設定が可能となり、事業期間の短縮、コスト縮減にも寄与することが見込まれます。

この2つは分からなくもないけど3つ目の

  • 大深度地下は地表や浅い地下に比べて、地震に対して安全であり、騒音・振動の減少、環境保護にも役立ちます

という部分は引っかかってしまいます。

というのも以前は地下の構造物は地震に強いとされてきて、地震の動きと同じように地下の構造物が周りの土地と同じように動く、みたいなことをずっと土木関係の学者なんかは言っていたのです。

ところが阪神淡路大震災で神戸高速鉄道の地下駅である大開駅は完全に崩壊しました。

その当時の新聞記事は私は残してはいないけど、学者たちがショックを受けたと書かれていたことは記憶に残っています。

この国交省のHPを見ると、地下深くに行くほど揺れは小さくなると東日本大震災時の小田原市のデータとともに掲出されているけど、なぜ震源に近い仙台市とかせめて東京都心部のデータを出さないのかも不思議。

都合の良いデータが見つかったから小田原市のデータを出しているのではと思っちゃう。

そもそもこのHPをの画像には、ビルは大揺れに揺れているけど、大深度地下だけではなく地下の浅い部分もほとんど揺れていないように描かれていて、完全に印象操作じゃないの?

この画像の通りならば神戸高速鉄道の大開駅は崩壊しないはずだしね。

 

結局のところ土木の分野って経験して初めて真実が分かる部分が多いのに、誰も利用したことがなかった大深度地下は安全という妄想だけで進められたのが一番の間違いだった気がします。

ほかの場所は地表に影響は出ていないと思うけど、大きな地震で大深度地下を利用したところの地表部分の被害が大きかった、なんてことにならなければいいけどね。

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