福知山線脱線事故から17年 変わらないJR西日本の体質

 

福知山線(JR宝塚線)の塚口~尼崎間で発生した、速度の大幅な超過によるカーブ進入によって列車が脱線転覆し、沿線のマンションに激突して乗客と運転士の107名が死亡し、562名が負傷した鉄道史に残る大惨事から今日で17年が経過しました。

JR西日本による日勤教育という名の会社による社員へのいじめや、ダイヤ設定自体の無謀さなど様々なことが指摘されてきましたが、会社への責任や当時の社長など重役の個人の責任には至らずに、結果として運転士個人の問題として処理され幕が引かれたイメージがあります。

事故を起こしたのは運転士個人ですが、重役の責任追及は難しいにしても、会社としての責任が追及されない(組織罰の規定がない)今の法整備はやはり見直す必要があると思います。

 

表明的にはJR西日本はこの事故を契機に変わったようにも見えます。

この事故までのような、無茶苦茶なダイヤ設定はなくなりました。

停車駅を増やしたのに全体での所要時間は変更なしというダイヤなんて、運転士への負担のみで成り立つようなダイヤを会社の商品ですと自慢げに掲げていたのですから、JR西日本のそれまでの体質が如実に表れていると思います。

でもJR西日本の中身はあまり変わっていないとしか思えません。

先日、JR西日本 作業ミスによる1分の遅延で賃金カット 支払いを命じるという記事を書きました。

運転士が交代する場所(ホーム)を間違えたものの、待っている間に気付いて所定のホームへ移動して交代、回送列車だったのですが所定の出発時間より1分遅れて、車庫にも1分遅れで到着。

この遅延で他の列車への影響はなかったものの、JR西日本は遅れた1分については「労働していない時間」とみなして、1分間の賃金56円をカットしたというものです。

訴訟でJR西日本側は負けて原告へ56円への支払いを命じたわけですが、このような取り扱いを今年2022年3月の見直しまでずっと続けてきたのです。

 

他の列車も遅れて乗客に迷惑を掛けたのならいざ知らず、実質的に損害はまったくなかったこのようなミスでも、JR西日本は許さないという体質なのです。

これのどこに福知山線脱線事故を契機にJR西日本は変わったと言える点がありますか?

ダイヤなど外から見る部分は非難されることを避けるために、体質の改善を行ってきたのでしょう。

ATSなど保安設備も充実させてきたことなどを、マスコミに必死アピールもしてきました。

ところが内部では実害の無い軽微なミスであっても、賃金カットといった強硬手段を、つい先日まで続けてきたのです。

福知山線脱線事故の原因も、伊丹駅でのオーバーランなどによる列車の遅延や、日勤教育に対する恐怖感が原因ではないかと言われています。

そのJR西日本が賃金カットという手段を用いて、今でも運転士に圧力を掛け続けてきたのです。

 

JR西日本だけの問題ではないでしょう。

外面は良いけど、中身は極悪な大手企業。

いっぱいありますよね。

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