未経験者のパニックを想定していなかったゴーカート暴走死亡事故

 

2022年9月18日、北海道森町の宿泊施設(グリーンピア大沼)で函館トヨタ、函館トヨペット、トヨタカローラ函館、ネッツトヨタ函館の4社合同で主催した「函館地区オールトヨタ・クルマファンFES2022」において、ゴーカート(レーシングカート)が暴走して見学していた2歳のお子さんに衝突して亡くなる事故が発生しました。

 

このゴーカートを運転していたのは11歳の女児で、ペダルに足が届く身長140センチ以上という条件をクリアしていたために運転を認めた。

この書き方からするとこの女児は、このイベントで初めてゴーカートを一人で運転したのかもしれません。

遊園地のゴーカートの中には複数で乗車できるものも多いのですが、今回使われていたカートはレーシングカートのため、一人乗りで車体の外部に第三者が操作できるブレーキは付いていません。

さらに遊園地のゴーカートは速くても30Km/h程度ですが、このレーシングカートは40Km/hほど出るそう。

速度だけ聞けば大したことがないように感じますが、車高がかなり低いために相当高速で走っているように感じます。

 

私が今回の事件の一報を聞いて思ったのは、操作していた子は止まらなきゃいけないと思って、ペダルを踏み続けてしまったのだということ。

それもブレーキペダルだと思って力いっぱい踏み込んだけど速度が落ちなかったから、さらに力を入れて踏み続けたのでしょうね。

こっちがブレーキでこっちがアクセル、なんて考える余裕がまったく無い中でコースを外れ、余計に焦ってペダルを踏み続けた。

アクセルペダルを……

 

私自身も似たような経験をしたことがあります。

かつて京都市左京区にあった「スポーツバレー京都」という遊園施設で「パワーボード」という乗り物に乗ったのですが(1985年ごろ)、ハンドルの左右に自転車のブレーキのようなレバーが取り付けられていて片方がアクセルで片方がブレーキだったんだけど、同僚が乗るパワーボードが目の前で停止し止まらなきゃ激突すると慌ててレバーを目いっぱい操作したのですが、まったく速度が落ちることなく激突。

幸いヘルメットケガなどは無かったのですが、ぶつかってから我に返って気付いたのです。

左右両方のレバーを引いていた……

20歳を超えた大人でもこんな状態でしたから、11歳の女の子がパニックなってアクセルペダルを踏み続けたって何ら不思議ではない。

 

結局は主催者のトヨタのディーラーやレーシングカートを用意した業者などが、カートの操作を誤った時でも観客のいる場所に突っ込んでこないように、ガードなどを用意していなかったのが最大の責任となります。

ニュース映像を見た限りでは、観客とコースの間には黄色のパイロンを並べていただけでガードとなるようなものは一切なかった。

道路上を走る自動車を普段から扱うプロたちではあるのですが、運転免許証を取得して最低限の運転操作を学んできた人だけを相手にしている人たちにとって、まったく運転経験のない子供が運転するという危険性をまったく認識できなかったのだと思います。

 

亡くなられた2歳のお子様とそのご家族の方にはお悔やみ申し上げるとともに、ケガをされた方は一日も早く良くなるように願っています。

それとともに結果的に加害者となってしまった、パニックになって操作を誤ってしまった女の子の心の傷も心配です。

大人の予知能力の欠如と安全に対する認識不足で起きた事故。

何とも後味の悪い事故です。

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